血管を柔らかくするのに効果的な食べ物と控えたい食べ物とは?
目次
健康で若々しくいたいと思ったら、気をつけたいのが血管の柔らかさです。
血管が硬くなると、心筋梗塞や脳卒中、脳梗塞など、命にもかかわる病気を引き起こしかねません!
もっと日常的なところでは、血管の柔らかさは、髪や肌の美しさ、身体の元気さや若々しさを大きく左右するんです。
若々しくありたいと思ったら、血管の柔らかくするということは必要不可欠です!
では、どうすれば血管はやわらかくなるのでしょうか。
今回は、血管を柔らかくする食べ物に焦点をあてて、血管を柔らかくする方法を考えてみたいと思います。
血管が硬くなるのはなぜ?
そもそも、どうして血管が硬くなるというのはどういうことなのでしょうか。
血管は3層構造なのですが、その中でも最も内側にある「内皮細胞」が血管の収縮や拡張を調整しています。
ここが古いゴムホースのように硬く弾力がなくなったり、血管の内側に汚れが溜まってしまっている状態。
それが血管が硬くなっているということです。
血管が硬くなる理由は大きく2つあります。
ひとつは、血圧が高くて圧力がかかったり、ストレス・喫煙などの影響で血管が縮んでしまうことです。
もうひとつは、加齢や生活習慣の影響です。
皮膚や骨と同様、血管も老化の影響を受けて硬くなります。
また、塩分や糖分、脂の多い食生活を続けていると血管の老化を早めるため、硬くなってしまいます。
また、運動不足で身体が硬くなっている人は血管も硬くなっている可能性があります。
最近の研究で、身体が柔らかい人は血管も柔らかいという事が分かっているんです。
このように、血管は
●高血圧
●ストレス
●喫煙
●食生活の乱れ
●運動不足
などが原因で硬くなってしまうんですね。
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血管を柔らかくする食べ物
では、血管を柔らかくするためにはどうすれば良いのでしょうか。
もちろん、生活習慣を整えたり、ストレッチをするなどして健康な身体作りをすることが重要なのですが、それに加えて血管を柔らかくする食べ物を、毎日の食事に取り入れるのも効果的です。
どのような食べ物が血管を柔らかくするのに効果的なのかを紹介します!
DHAやEPAを含む食べ物
DHAやEPAは、イワシやサンマ、アジ、マグロ(特に頭部)など、青魚に多く含まれる成分です。
この成分には血液中の脂質濃度を下げる働きがあり、血液をサラサラにして流れを良くしてくれます。
また、EPAには赤血球の膜を柔らかくする効果があったり、血管をやわらかくしなやかにする作用があります。
そのため、血管を柔らかくする効果が期待できるんですね。
厚生労働省ではDHAやEPAを1日に1g摂取するのを推奨しています。
これは、イワシだと77g、かつおなら103g、マグロのトロなら31g程度で食べると摂取することができます。
α-リノレン酸を含む食べ物
青魚が苦手だという人には、α-リノレン酸を含む食べ物を食べるのがおすすめです。
α-リノレン酸は体内でDHAやEPAに変わるので、青魚を食べた時と同じように、血管を柔らかくする効果を得ることが出来ますよ。
α-リノレン酸は、くるみやチアシード、えごま、亜麻仁などに多く含まれます。
イソフラボンを含む食べ物
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることで有名な大豆イソフラボンですが、血管を柔らかくするのにも一役買ってくれます。
イソフラボンには、LDLコレステロールや活性酸素を減らす働きがあります。
LDLコレステロールや活性酸素は、血管を老化させて動脈硬化を進めてしまう成分なのでできるだけ増やしたくないもの。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれるので、大豆や豆腐、納豆、豆乳などを毎日の食事に取り入れて、血管を柔らかくしましょう。
葉酸を含む食べ物
葉酸には血管を老化させる成分の一つである「ホモシステイン」という物質を取り除き、血管を柔らかくする効果があります。
葉酸はほうれん草やモロヘイヤ、納豆、枝豆、ブロッコリー、レバー、かぼちゃなどに多く含まれます。
葉酸は水に溶けやすく加熱に弱いので、調理方法を工夫して上手に摂取したいですね。
ケルセチンを含む食べ物
ケルセチンは、ポリフェノールの一種で、血管をしなやかにする働きがあり、血管を柔らかくして動脈硬化を予防してくれます。
ケルセチンはたまねぎに多く含まれます。
水に溶けやすいので、切ったあとは水にさらさない方が良いですよ。
これは控えめに!血管を硬くする食べ物
血管を柔らかくする食べ物とは逆に、硬くしてしまう食べ物をあります。
動脈硬化を予防するためにも、摂りすぎに注意したい食べ物も紹介しましょう。
●塩分の多い食べ物
●揚げ物など脂肪分の多い食べ物
●お菓子
●お酒
塩分を摂り過ぎると高血圧になり、血管に負荷がかかって硬くなってしまいます。
日頃から塩分の高い食べ物(練り物や漬物など)を減らしたり、お酢やお出汁を上手く使って減塩を心がけましょう。
揚げ物などの脂肪分が多い食べ物も要注意です。
脂の摂取量が多いと、血液がドロドロになったり、血管の内壁が汚れて血液の流れが悪くなってしまいます。
脂っこいものは控えめにしましょう。
お菓子などに含まれる糖分を摂り過ぎると、血管内のコラーゲンと結びついて血管を硬くしてしまいます。
お酒は飲みすぎると中性脂肪値を上げてしまいます。
どちらも摂り過ぎに注意しましょう。
まとめ
血管が硬いと動脈硬化になり、重大な病気を引き起こす可能性があります。
日頃から血管を柔らかくする食べ物を積極的に食べたり、塩分や脂肪分の取り過ぎには注意して、血管を若々しく健康に保つように心がけましょう。
血管を柔らかくするためには、食べ物での対策以外に、ストレッチで身体を柔らかくしたり、運動をして血管を拡張して血流を良くするなどの対策も効果的です。
食生活の改善と運動で血管を柔らかくして、いつまでも健康に過ごしたいですね!
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