離婚約の意味は？メリット・デメリット・約束書面について調べてみた

離婚約の意味は？

最近は熟年離婚する人も多くなってきています。

年金分割制度や女性が働くことが当たり前になり、稼げるようになったというのも要因でしょう。

ところで、「離婚約」という言葉を耳にしたことはありますか?

婚約なら聞いたことがありますけど、離婚約については聞いたことがありませんよね。

最近話題になっているようでしたので、少し調べてみました。

離婚約の意味は、いきなり離婚するのではなく、ある一定の期間や期日を決めて離婚をする約束を交わすことです。

お笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいさんが作った造語で、2017年5月ブログで発表して炎上して話題になりました。

以下がその記事内容です。

実は今、嫁と離婚約をしている。

婚約というのもなく、指輪もなく結婚した。

結婚式も披露宴も結婚指輪もない、ただ婚姻届を出しただけの結婚。

19歳から付き合い始め、15年付き合って結婚。

今現在、結婚して10年が経った。

そして、今2歳の息子が小学校へ入る4年後に離婚をするという、離婚約をしている。

俺のことは、顔を見ても大丈夫なくらい嫌いらしい。

顔も見たくないってほどではないみたいだ。

4年後、嫁は息子2人を連れて出て行くらしい。

転校とかがめんど臭いらしく、割と近所に引っ越すと言っている。

慰謝料や養育費は要らないが、今まで嫁に渡したお金は貰うんだと。

慰謝料や養育費を遥かに上回る金額だが、まあいいでしょう。

息子と会うのは問題ないが、家には来ないでくれと言われている。

嫁は再婚する気でいる。

もうそこそこの年齢だし、子供も2人いるし、そんなにベッピンさんではないので、俺は、そう簡単には出来ないと思うが、

嫁は

『世の中には結婚したい男性は沢山いる』

と、余裕綽々だ。

まあ、嫁と子供たちを幸せにしてくれるなら、是非とも再婚して欲しいとは思う。

お前が幸せにしろよ！

と言われるが、まあ俺の恋愛力、結婚力、家庭力、父親力なんてこの程度だ。

俺は再婚する気はない。

それを言うと、嫁は

『お前が再婚なんて出来るわけねぇだろ！』

それを言われても笑うしかない。

今日、長男に

『パパが変わっても大丈夫？』

と聞くと

『無理！』と言われた。

嫁が

『パパよりもカッコいいかもしれないよ』

と言うと

『まあ、それならいいかな』と。

うん、大丈夫そうだ。

嫁は、見た目は別として、いい女だと思う。

出会って25年になるが、嫌いなところは一切ない。

嫁力、家庭力、母親力も高いと思う。

結構おすすめだ。

もし、結婚したい人がいたら、是非お願いしたい。

DV、虐待、酒乱みたいな人は問題外。

出来れば優しくて家庭的な人がいい。

そして、長男的には俺よりカッコいい人がいいらしい。

そこはそんなにハードルは高くないだろう。

そんな人が現れれば、4年後の離婚が早まる可能性もあるかな。

婚約指輪も結婚指輪も買わなかったから、

離婚指輪でもあげようかな。

出典：https://ameblo.jp/jay6000/entry-12274791264.html

普通の離婚は、いきなり妻が荷物をまとめて出ていったなど、いきなり訪れるケースが多いですが、離婚約の場合はその日まで猶予期間があるために様々なメリットやデメリットがあります。

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離婚約のメリット・デメリット

離婚約のメリット

• お互いにお互いの生活に向けた準備ができる
  妻の場合は、経済的自立ができている人は少ないため、就職口を探したり、資格を取ってスキルアップするなど、準備ができます。
  夫の場合は、料理などの家事ができる人は多くないため、家事を自分でできるなど一人でも生活できる力を身につけられます。
  財産分与や慰謝料、養育費などの経済的問題や、子供の親権などじっくり考える時間が持てます。

• 反省の機会が与えられるので、夫婦関係を改善できる可能性がある
  感情的に離婚を決定して、あとで別れなければよかったと後悔する例もある中、離婚約をすることによって離婚するまでの間に、お互いに相手のこと、子供のことなどを冷静に考えた結果、相手のいい点を見直し、本音で話すことができ、夫婦関係を改善できたというケースもあるようです。

離婚約のデメリット

• 離婚約期間中に財産を隠される可能性がある
  財産分与については、「結婚してから離婚するまでの期間に築いた財産」を２分の１ずつで分けるのが原則ですが、相手によっては取られるのが嫌で、財産隠しをする可能性があります。

• 開き直りにより夫婦関係が悪化する可能性がある
  「どうせ離婚するなら、もうどうでもいいや」と投げやりになって夫婦関係が悪化する可能性があります。この場合は、離婚約をしていてもこじれるかもしれませんね。

いきなりの離婚も離婚約して離婚にいたった場合も、いずれにしても書面を交わして、約束しておいたほうが後々のトラブルが少なくなるでしょう。

離婚を約束する書面

離婚の内容を約束する書面は「離婚協議書」になります。

財産分与や慰謝料、養育費などの支払い方法や、子供の親権、面接方法など様々な事を書いて書面に残します。

離婚約の場合は、どのタイミングで作成したらいいんでしょうね。

離婚約期間中は、よく話し合って、メモで残しておいて、最終的に気持ちが変わらなければ、正式なものを作って確認するといいかもしれませんね。

以下にサンプル例を示します。

出典：http://rikonkyogisyo.nisigori.com/

離婚協議書を作成捺印しても、単なる私文書ですので、法的効力はありません。

離婚の約束事に法的効力を持たせて、より強力なものにするには「公正証書」にします。

この場合、2人で公証人役場に出向いて、公証人に作成してもらいます。

公正証書にした場合、裁判所の判決と同等の効力がありますから、約束した養育費の支払いが無いときなど、相手の給与や財産を差し押さえも可能になります。

離婚約の本

ところで、離婚約の生みの親のじゃいさんは、ちゃっかり本も出しています。

離婚約
これで、本が売れたら印税が入りますね。

離婚約の期日の4年後、「やっぱりや～めた」となっても、誰も憶えていないかもしれませんね。

いずれにしても、結婚生活を続けることが必ずしも良いことではないでしょうけど、離婚というのは夫婦だけの問題ではなく、子供にも影響がありますから、よく考えないといけないですね。